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ご質問の方の高校の様子は、地方の公立高校によく見られるものです。この記事をお読みの多くの方々も共感されることと思います。実は私も地方の公立高校出身ですので、ご質問の方と同じような経験があり、入試が近づくにつれて不安な思いをしたものでした。
概して地方の公立高校は、全体的にのんびりした雰囲気があります。これは今も昔も変わっていません。これが大らかな校風に繋がり、多感な成長期である高校時代に良い影響をもたらすというプラスの面はあると思います。しかし、学習全般について考えると、これがややマイナスの面になることもあると言わざるを得ません。具体的には、大きく以下の2つのマイナスの面を挙げることができます。
地方の公立高校には、学習全般についてどうしても以上のとおりの大きく2つのマイナスの面があると思います。しかしながら、地方の公立高校からも毎年数多くの生徒が国公立大学医学部に合格しています。以上のとおりのマイナスの面を予め認識して、しっかりと対策を講じさえすれば、もちろん志望校合格も夢ではないのです。
ご質問の方の状況を考えると、まずは理科について受験に必要な全ての範囲の学習を1日も早く終えることです。学校の授業の進度に合わせていると、本当に受験の間際になっても全ての範囲の学習が終わらないかもしれません。そうなっては目も当てられません。とにかく1日も早く終えてください。
次に、受験モードになっていない周りの友人たちとどう過ごしていくのかという問題についてです。もちろん高校の友人というものは、人生において貴重な存在になりますから、たとえこのような状況であっても大切に対応すべきです。ここで1つ考えてみてください。ご質問の方のクラスは受験モードでなくても、同じ学年には受験モードのクラスがきっと1つはあるはずです。そのクラスがどうして受験モードになれたのかというと、理由は意外と単純な場合がほとんどです。多くの場合は、クラスの1人が受験モードになって勉強し始めると、それにつられてもう1人が受験モードになり、それが次々と伝播していくのです。受験の直前期にはその伝播速度はかなり大きなものになります。あたかも誰かが受験モードになって勉強し始めるのを待っていたかのように、ものすごい勢いで伝播していくものです。ですので、ご質問の方には、その受験モードをつくる1人目になってほしいのです。そうすれば、それが次々とクラス内に伝播していき、アッという間にクラス全体が受験モードになって、大切な友人たちとも「合格」という喜びを共有できることになります。その1人目になるのは、勇気がいることかもしれませんが、自分のため、大切な友人のために頑張ってください!