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もちろん4浪生でも医学部に最終合格することは十分にできます。もっと言うと、入試でしっかりとした点数を取ることができれば、ほとんどすべての医学部に最終合格することができます。しかし、この「しっかりとした点数」の「しっかりとした」とは、どの程度のものなのでしょうか?受験する医学部にもよりますが、大きな目安として申し上げると、その医学部に正規合格する程度の点数ということになります。ここで1つの例を考えましょう。合格のボーダーライン上に同じ点数で2人の受験生がいたとします。一方は現役生、もう一方は4浪生。この場合、どちらの受験生が最終合格するかというと、想像どおりの結果になると思います。となると、4浪生、もっと言うと、すべての浪人生は正規合格を目指して勉強を進めるべきということになります。ちなみに、私のいる東大螢雪会でも、毎年数多くの浪人生が医学部に合格しており、4浪生や5浪生はもちろんのこと、10浪生や11浪生であっても夢を叶えています。
ところで、昨年度の入試で初めて1次合格をされたようですね。おめでとうございます。これは大きな一歩ですから、非常に喜ばしいことです。しかし、あなたが来年度に志望校の医学部に最終合格できるように、あえて厳しいお話をさせていただきます。それは、前年度に1次合格をしたものの、次年度に1次合格すらできなくなる生徒さんも数多くいるという現実です。ここでポイントとなるのは、1次合格をしたという事実をどのように捉えるかです。これによって、1次合格をした生徒さんの心理は大きく2つに分かれることになります。1つは「1次合格したのだから、あと一息のところまできている。さらに勉強をして、最終合格を勝ち取ろう!」という心理です。もう1つは、これとは正反対のもので、「1次合格したのだから、もう安心だ。そこそこ勉強していれば、自然に最終合格するでしょ」という心理です。当然のことながら、前者の生徒さんは次年度の入試で複数校に1次合格をして、少なくとも1校には最終合格をすることになるでしょう。しかし、後者の生徒さんは次年度の入試で1校も1次合格できなくなる可能性が高いと思います。また、ご存じのとおり、医学部の受験者数は毎年増えていますが、募集人員数はほぼ変わらない状況にあり、毎年難易度が上がっています。そのため、1次合格した前年度と同じ学力レベルで次年度に受験をしたとしても、1次合格できるかどうかはそもそもわからないのです。
以上のことから、前年度に1次合格をしたものの最終合格できなかった場合には、次年度はさらに一層努力をしてください。そうすれば、最終合格がどんどん近づいてきます。もう一息です。健闘を祈ります!