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今年1年頑張って、模試で良い成績を残すことができたのですね。良かったですね。志望校合格まで、もう一息です!あとは自分を信じて、とにかく努力を積み上げることです。 ― しかし、ご質問の方のように、うまく自分に自信を持つことができず、受験に対する不安ばかりが増えていくことがあります。やはり受験で失敗を経験した浪人生に多いかもしれません。その場合にはどうすれば良いのでしょうか?
このことは受験生にも当てはまります。そのため、良い成績を取ることができるためのルーティンを組み立てることをお勧めします。自分なりのもので結構です。試験会場にかわいがっているペットの写真を持っていくとか、試験ではお気に入りのシャープペンシルを使うとかでも良いと思います。
ここで、このようなルーティンをつくって志望校に合格した1人の生徒さんのお話をさせていただきます。
彼は4浪で志望校であった私立大学医学部に最終合格することができました。しかし、模試の結果から判断すると、もっと早く合格してもおかしくない状況にありました。東大螢雪会に入会した2浪時点から総合の偏差値が常に75を超えていたのです。しかし、2浪~3浪でそれぞれ10数校を受験しましたが、1校も1次合格することができませんでした。4浪を迎えるに当たり、私は彼とあらためて話し合いました。そうしたところ、彼は「現役から3浪までのすべての受験で失敗してきているので、自分に自信なんて持てないんです。模試と本試は別物です。模試でいくら成績が良くてもダメなんです。僕に医学部なんて無理です」と言いました。そこで私は成績が良かった模試の一日と不合格になってしまった本試の一日の話を詳しく聞きました。そうしたところ、気持ちと行動に大きな違いがあることに気付きました。成績が良かった模試の一日では、気持ちが常にリラックスしているために、すべての行動に余裕があり、試験会場でも捨て問を見極めたり冷静な行動を取ることができていました。一方、不合格になってしまった本試の一日では、「また不合格になるかもしれない」という思いが常に付きまとっていて、すべての行動に余裕がなくなり、試験会場でも問題文を読み違えたり、時間配分を間違えたりして、実力をほとんど発揮できていませんでした。そのため、彼と相談をして、成績が良かった模試の一日をモデルにしたルーティンをつくることにしました。その後模試を受けるたびにそのルーティンをアップデートしていき、模試の成績も更に安定して良くなりました。そして、このルーティンは本試でも威力を発揮しました。模試や日頃の学習で得た自信をそのまま本試に持っていくことができ、志望校であった私立大学医学部に合格することができました。私が担当させていただいた生徒さんの中でも非常に印象深い方でした。