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川崎医科大学

2023年度 入試概要

一般選抜

募集人員約45名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(80分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(80分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「確率分布と統計的な推測」を除く)
理科(120分・150点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
小論文(50分)
※小論文の評価は1次試験ではなく、2次試験の際に使用されます。
2次試験面接

過年度入試結果

一般選抜

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
2022501,3511,296368非公表非公表非公表非公表
<889><852><242>
(462)(444)(126)
2021501,4271,393330非公表非公表非公表非公表
<921><897><210>
(506)(496)(120)
2020501,4041,352375非公表非公表非公表非公表
<889><854><244>
(515)(498)(131)
2019501,2901,244367非公表非公表非公表非公表
<811><782><235>
(479)(462)(132)
2018601,4561,409404非公表非公表非公表非公表
<920><886><248>
(536)(523)(156)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2022非公表非公表
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20221次208.535059.57% 
2次非公表350 
20211次229.835065.66% 
2次非公表400 
20201次253.035072.29% 
2次非公表350 
20191次210.035060.00% 
2次非公表350 
20181次221.535063.29% 
2次非公表350 

一般選抜の出題傾向分析

1 英語

A 出題内容

2021年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2読解空所補充
3読解内容説明、同意表現、空所補充
2020年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3読解内容説明、同意表現、空所補充
4読解内容説明、同意表現、空所補充
2019年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3読解空所補充
4読解内容説明、同意表現
2018年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3読解段落補充
4読解内容説明、同意表現、空所補充、内容真偽、主題
2017年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3読解空所補充、同意表現
4読解内容説明

B 傾向

全問マーク式である。マーク箇所の総数は40前後で、全問を通じて設問は標準的な難易度である。2020年度まで大問は4題でほぼ同じ構成だったが、2021年度には大問が3題となり問題形式にもいくらか変更があった。従来は、大問1が文法などの空所語句補充問題、大問2が整序英作文、大問3が空所補充中心の長文問題、大問4が長文総合問題だった。2021年度は大問2の整序英作文はなくなり、大問1の語句問題の小問数が増えている。また、空所補充に特化した長文問題はなくなり、長文2題が両方とも総合問題となった。

以下、2021年度の試験について説明する。大問1は文中の空所語句補充問題で文法・語法・イディオムなどが問われる。問題文は平易だがイディオムの問題が多く、しっかりした知識が求められる。大問2は500語程度、大問3は800語程度の長文総合問題であり、内容説明・空所補充などの設問がある。単に知識を問う問題は少なく、内容をどのくらい理解しているかが問われる。長文の内容は、医系・科学系に限らず多岐にわたる。

2 数学

A 出題内容

2021年度
大問番号項目内容
1場合の数重複組み合わせ、約数と倍数(素因数分解)、個数、不定方程式、解の個数
2ベクトルと図形正四面体とベクトル、計量(線分の長さ、体積、面積)
3微積分(数学Ⅲ)対数曲線と接線、面積、最小値、変曲点、面積の最大値、無限級数の和
2020年度
大問番号項目内容
1複素数と図形複素数、極形式、回転
2数列と極限漸化式と部分和、漸化式の導出と一般項、数列の極限
3曲線と面積指数を含む関数、その不定積分、関数の最大値と軌跡、曲線などが囲む面積
2019年度
大問番号項目内容
1ベクトル円に内接する四角形、内積、面積
2確率、極限確率漸化式
3微・積分法、三角関数曲線の媒介変数表示、曲線で囲まれる図形の面積
2018年度
大問番号項目内容
1確率5枚のカードの選び方と配り方、3色の玉を配るときの場合の数
2微・積分法絶対値を含む関数、共有点の個数、面積
3図形と計量、数列、極限円、無限等比級数、三角関数の極限
2017年度
大問番号項目内容
1複素数平面極形式、ド・モアブルの定理、2項定理、恒等式
2複素数平面複素数と軌跡、三角形の面積と最大値、条件を満たす整数の組の個数
3微・積分法(数Ⅲ)関数の最大値、曲線の接線、面積の最小値

B 傾向

出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲで、数Bについては確率と統計的な推測が出題範囲から除かれている。マーク式であるが、試験時間に比して問題量、計算量はかなり多い。数学Ⅲの微分・積分は例年出題されている。また、大問3問とも数学Ⅲからの出題であったこともある。

3 物理

A 出題内容

2021年度
大問番号項目内容
1力学投げ上げ後から地面に衝突までの物体の運動について、各種物理量のグラフを選択する
2力学転がる車輪の円周上の点が描く軌跡
3熱エネルギー熱量計の金属容器部の比熱と熱容量
4波動ドップラー効果とうなり、測定可能条件
5電磁気RCLが直列に接続された交流回路
2020年度
大問番号項目内容
1力学運動量の保存
2電磁気・力学電流が磁場から受ける力、ばねによる単振動
3電磁気磁場中を動く荷電粒子の運動
4原子原子崩壊と半減期
2019年度
大問番号項目内容
1力学剛体のつり合いとモーメント
2熱力学球体容器内の気体の分子運動による圧力
3波動ヤングの実験による光波の干渉
4電磁気電流がつくる磁場、電流が電場から受ける力
2018年度
大問番号項目内容
1力学物体の速さの平均変化率・等速直線運動・地球の自転と緯度
2力学慣性力が作用している状況での圧力についての考察
3力学・電磁気電場によって加速された用紙が地表から無限遠に達する条件
4電磁気点電荷が作る電場
5電磁気電流計・電圧計の内部抵抗
6原子コンプトン効果
2017年度
大問番号項目内容
1力学円錐振り子と円錐側面を円運動する物体の運動
2熱力学気体の分子運動による圧力と内部エネルギー
3熱力学p-Vグラフで表された熱機関
4波動平面を伝わる正弦波とその合成
5電磁気磁場に垂直に回転する導体棒を含む回路
6原子核融合反応と質量欠損により発生するエネルギー

B 傾向

全問マークシート方式で。設問数は20~25程度。

出題範囲は「物理基礎・物理」である。大問数は年度によって4~6題までバラツキがある。「力学」「電磁気」は必ず出題されていて、他の大問は「波動」「熱力学」「原子」から広範囲に出題されている。

内容は平易~標準的。典型的な問題が多い。試験時間内に十分に余裕を持って解くことができる。

4 化学

A 出題内容

2021年度
大問番号項目内容
1理論電気陰性度、結晶、炭素の同位体、価電子、金属元素、物質量の計算、濃度計算
2理論・無機酸化銀電池、中和滴定曲線、反応の速さと化学平衡、酸化還元反応、pHの温度依存性、酸化還元滴定、エタンの燃焼熱、会合度と凝固点降下
3総合試薬の保存方法、2族元素の性質、金属イオンの分離、有機化合物用途と電子対、フェノール、不飽和化合物の構造、エステルの反応、界面活性剤
2020年度
大問番号項目内容
1理論原子の電子配置、物質量の定義、溶液の濃度、溶液のpH、溶液の調製、中和反応、酸化数、イオン化傾向
2理論・無機沸点上昇、浸透圧、熱化学方程式、塩の分類、銅とその化合物の性質、金属イオンの反応
3理論・有機アルケンの酸化、アセチレンの反応、ベンゼンの反応、酸素の性質
2019年度
大問番号項目内容
1理論同位体の存在比、元素と単体、共有結合、分子の極性、溶液の濃度、モル分率、実験器具、中和滴定、酸化還元反応
2理論混合気体の圧力、熱化学方程式、蒸気圧曲線、電気分解、弱酸の電解度、化学平衡
3総合気体の製法、金属イオンの系統分離、炭化水素の反応、高分子化合物の構造、アセチルサリチル酸の反応と性質、エステルの反応と性質
2018年度
大問番号項目内容
1理論イオン結合、イオンの名称、単体の性質、原子の構造、電解質、水の状態図
2無機・理論塩の水溶液の性質、酸化還元反応、ルシャトリエの法則、電離平衡、オキソ酸、ハロゲンの反応、オストワルト法
3有機・理論有機化合物の構造決定、エステルの加水分解、セッケンと合成洗剤、アドレナリンの反応、芳香族化合物の系統分離、イオン交換樹脂、アミノ酸
2017年度
大問番号項目内容
1無機・理論分子の結合、元素の周期律、混合物の分離、錯イオンの配位子、原子量、原子の構成、アセチレンの製法と量的関係、中和滴定曲線
2理論イオン化傾向、熱力学方程式、ルシャトリエの原理、反応速度、アルミニウムの融解塩電解、
3総合陽イオンと陰イオンの推定、塩化水素の製法、塩素の製法と量的関係、芳香族化合物の反応、芳香族化合物の構造決定、有機化合物の推定、芳香族化合物の系統分離、アミノ酸とタンパク質

B 傾向

全問マークシート方式。特定の分野が問われることはなく化学基礎・化学の全分野から満遍なく出題されている。過去には生化学分野からの出題(2018年度アドレナリンの反応)なども出題されているが、問題文をしっかり読めば解答できるものであった。問題のレベルは基礎〜標準であり、問題量も試験時間からすると適当であるので全問解答することは可能である。

5 生物

A 出題内容

2021年度
大問番号項目内容
1代謝
遺伝情報
体内環境
光合成、ペーパクロマトグラフィー、スペクトル
DNAの複製
エイズウィルス
2体内環境肝臓の構造と働き、腎臓の働き
3生殖と発生ショウジョウバエの発生
2020年度
大問番号項目内容
1生物群集と生態系、代謝層別刈り取り法、生産構造、呼吸商(計算)、窒素循環
2体内環境腎臓、尿(計算)、血液、赤血球(計算)、免疫
3遺伝情報タンパク質合成、鋳型の問題、ニーレンバーグの実験
2019年度
大問番号項目内容
1総合ヒトゲノム、染色体(計算)、コムギの種分化(遺伝)
2代謝、総合酵素、ゾウリムシの特徴
3総合生物の進化と環境(計算)、世界のバイオーム、ニューロン、ウニの受精の仕組み
2018年度
大問番号項目内容
1総合ヘモグロビン、酸素解離曲線、塩基置換、分子進化
2総合相利共生、種間競争、細胞小器官と物質輸送、ラクトースオペロン、DNAとヒストン
3植物の反応気孔の開閉、発芽、伸長成長と植物ホルモン
2017年度
大問番号項目内容
1総合光合成、光周性、細菌類の分類
2遺伝情報、生殖・発生核酸、連鎖、動物の発生と器官形成
3生態、進化・系統系統樹、生物の分類、生態ピラミッド

B 傾向

マークシート式。大問は分野別に分かれており、それぞれの分野から主に知識問題が出題されている。選択問題、穴埋めが主であるが計算問題も散見される。問題数も多くないので時間的には余裕があるだろう。問題の難易度も基本~標準的であるが、受験生の盲点を突く問題も出題されている。考察問題も典型的な問題が多い。

出題内容は遺伝情報と体内環境は頻出であるが、多岐に渡っている。生態系、進化系統、植物の生理などからも頻繁に出題されている。

小論文・面接

1 小論文

  • 制限時間50分で、課題文を読み、設問に対して800字で論じる問題が出題されています。
  • 1次試験で実施されますが、評価については2次試験の際に使用されます。

過去の出典例

  • 野口裕二「言葉による癒し」
  • 小熊英二「社会を変えるには」
  • 桐野高明「医療の選択」
  • 久通茂「医学・医療の品格」
  • 井村裕夫「健康長寿のための医学」
  • 山海嘉之「革新的ロボット治療を創る」
  • 山口育子「賢い患者」
  • 松田雄馬「人工知能はなぜ椅子に座れないのか」

2 面接

面接の形態個人面接(面接官3人に対し受験生1人)
面接時間10~15分
質問例川崎医科大学を志望する理由
医師を志望する理由
自分の長所と短所
自分が医師に向いていると思うところは何か
クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
友人について
尊敬する人物
医師を志すにあたって影響を与えた人物
最近の医療関係のニュースで気になるもの
趣味
理想の医師像
医師に必要な資質とは
併願校や昨年度の受験校について
入学後にしたいこと
浪人して得たもの

学納金等

学納金

6年間計45,500,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
入学金2,000,000円 
授業料2,000,000円2,000,000円
教育充実費6,500,000円5,000,000円
合計10,500,000円7,000,000円

諸会費等

6年間計740,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
学友会入会金20,000円 
学友会費120,000円 
保護者会入会金30,000円 
保護者会費30,000円30,000円
保護者互助会費360,000円 
卒業アルバム負担金30,000円30,000円
合計590,000円30,000円

寮費(初年度のみ)

項目初年度
寮費800,000円
食費325,000円
合計1,125,000円

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A(%)
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A(%)
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A(%)
第117回(2023年3月16日発表)17815513989.716714413291.71111763.6
第116回(2022年3月16日発表)16711710690.61501009494.017171270.6
第115回(2021年3月16日発表)1331139785.81301119585.6322100.0
第114回(2020年3月16日発表)13911611296.6122999899.017171482.4
第113回(2019年3月18日発表)15612911387.614111410188.615151280.0
第112回(2018年3月19日発表)15012210686.91371099789.01313969.2