小学生 社会 日常学習の進め方
社会という科目は覚えなければならないことがたくさんあります。それをただやみくもに覚えようとしても、覚えづらいでしょうし、覚えたことそれぞれにつながりが全くなかったらせっかく苦労して覚えたことをすぐに忘れてしまうでしょう。一つ一つの項目を関連付けて覚えることができると忘れづらくなりますが、どうすればよいのでしょうか。
一番有効なのは、考えることです。いろいろ疑問をもって考えることが役に立ちます。例えば、なぜ季節風をモンスーンと言うんだろうとか、関東ローム層のロームって何のことだろうとか、織田信長は「おだ のぶなが」と読むのに平清盛は「たいら の きよもり」と読み、なぜ間に「の」が入るのだろうとか、よくわからないことは人に質問したり、自分で調べたりして解答が得られるとその項目はしっかりと定着します。
また、そうやって考えていくことで、それぞれ独立していた知識が結びつき始め、関連性が生れるため、自分の中では常識と言っていいぐらい当たり前のものになります。
普段の勉強のときに取り組んでみた方がいいことは以下のとおりです。
1.地図を活用しよう
地理のときだけではなく、歴史や公民のときでも地図を使いましょう。例えば、地図上の鹿児島県の横に西郷隆盛、大久保利通と書いておくと、視覚イメージと一緒に覚えれらるので忘れづらくなります。また、授業などで出てきた地名は必ず地図で確認しマークしましょう。併せて関連事項も簡潔に書くとよりよいでしょう。
2.暗記ノートを作ろう
ルーズリーフを縦に半分に折って、項目ごとに番号をふり、折り目の左側と右側にそれぞれ簡潔に覚えるべきことを書きましょう。例えば、左側に渥美半島、右側に豊川用水と書き、左側の項目を見て右側の項目を、右側の項目を見て左側の項目を言えるように覚えましょう。これらは表のページだけを使って下さい。裏のページには図を描いたり、貼ったりしてください。
なお、ある項目と次の項目の間は3行は空けておいてください。上の例だと、豊川用水と書いた下に電照菊やメロンといった関連項目を追加して書くことができます。また、ある程度余白がないと、あとで見たときに非常に見づらく、使いづらくなってしまいます。
3.歴史的な出来事には自分がその場にいる気持ちになろう
歴史的な出来事を覚えるときは、自分がまるでそのときのその場所にいて目撃しているかのように思って、出来事を順を追って覚えていくと覚えやすくなります。